布怪獣、来襲?

「2014年10月21日 北九州市戸畑区西鞘ケ谷町の北九州市立美術館に 一体の怪獣が上陸した」 「肌は絣の着物の表地、喉や口・爪などはその裏地を使って表現されており なんとも憎めない姿で、お客さまを待ち構えているもよう。 尚この他にも、数体のキャラクタ…

ピアニッシモ

あなたには 羽根があるのに 飛ぼうとは しないんだね あの時ちょっと しくじって 心がとても傷ついたから? でも ぼくは あなたが羽ばたく姿が見たい だから、待ってるよ。 日が上り、沈むサイクルで。ゆっくり、穏やかに。 Pianissimo 北九州市立美術館 市…

愛しいシワ

シワはなくしたいのが、女心。 でも、ピンと張ってるだけが 美しさじゃない。 包容力があるから、シワは出来る 張り詰めてるだけでは、余裕もなくなる。 シワは かわいい シワは あたたかい そんな風に、思えたら 何も気にせず 思い切り笑えそう。 枯蓮 kare…

 “麻舎”の展覧会を開きます。

長らく、更新を怠っておりました。(スミマセン) その間、着々と準備を進めて参りましたが 来月、二年ぶりの「麻舎」展覧会を行いますっ 会のタイトルは です。 私たちの手元には いつも“愛しい”布と糸があり その手触りとぬくもりを感じながら、刺繍という…

初春に

“麻舎”の仕事場から観た日の出です。 今年も皆様にとって、良き年になりますよう。 こちらは今年の年賀状に使った作品です。 今年も社中一同、マイペースで作品を作っていきたいと思っています。 どうぞ、宜しくお願いします。 .

結晶

たどり着いた丘の端に立ち せいいっぱい 感覚をとぎすましてみる 世界は 小さな小さな結晶の集まりのようでもあり 端まで見えない 不穏な黒雲のようでもある くたびれたブーツに朝の露がしみこんでくる 陽が出たら ようく乾かそう 中まで からからに そうし…

4月2日

夜の間に 静かに咲いた まるで月の光が 降り積もったよう 昼間の光に 溶けそうになるけど 見上げる顔に励まされ 咲いている 露の重みに うつむくと 冬を越えたねと ひよが笑う あなたの 生まれた日に 咲いている April 2

街の記憶

笑い声が聴こえる 遠い昔に聞いたことのあるような 声を追って 角を曲がるが そこはまた 似たような乾いた道やせこけた犬が 声も無く唸る 窓からむずかしい顔をしたおじいさんが 「もう 戻りなさい」と 言う 意地になって進む町はわけのわからない形に歪んで…

闇に笑う。

いったい どれだけの年月が経ったのだろう 古びた紋様をみて怯えた子供は 疾うの昔に旅立った 何億もの雲が 陽の光をさえぎり 何百もの蝶が 羽を休めた いったい どれだけの人が 泣いたのだろう時代ごとに悲劇があった たんまり儲ける人もいたが 愛のある人…

かぜのおと。

それは古い時代の楽器の音 不協和音すれすれの淵をなぞって 心のおもてに、波紋をたてる それはきっと 風の音 暗い森を抜けてきた時に枝葉がたてた 遠い昔に聞いたきりの 忘れかけていた 孤独な音 『風神』(デコ・ジャケット展出品作) .

「Decorated Jacket -作家が飾るジャケット展-」

北青山のギャラリーダズルさんにて、ジャケット展に参加させていただいてます。 http://bit.ly/Y9zFgX 「ジャケットをキャンバスに見立てて、自由な発想でデコレイトした作品」と いうテーマです。 他の作家さんは皆、20代〜30代でしょうか。明るくて、…

くるり。

くるくる くるりくるり あったか くるり 『Hanten』 *

モンスーン地帯 Ⅱ

時ならぬスコールが 褐色の街道を走り抜ける 雨粒が叩く水溜りに 人々が目を落とす中 碧眼の少年は 遠い森に思いを巡らす あの 花びらの様な羽根の小鳥たちは うまく 雨宿り出来てるだろうか 雨のクシが 森を梳いてゆく Monsoon Area Ⅱ

祈り

prayer

宵に待つ

遣る瀬ない 釣り鐘草の夕の歌が あれあれ風に吹かれて来る 待てど暮らせど来ぬ人を 宵待草の心もとなき 想ふまいとは思へども 我としもなきため涙 今宵は月も出ぬさうな 竹久夢二『宵待草』 evening primrose

花の人

あなたは そこに居た 私だけが 見ていた その横顔 月の光は弱いけれど ちらつきの無い 真っ直ぐな光 だから どんな陽光より くっきりとした像を結ぶ 月が去る頃 あなたも消えた 儚い香りだけを 場に残して [睡蓮] [月下美人]

モンスーン地帯 Ⅰ

多様な人種が行き交う、市場の雑踏。 甲高い物売りの声が聞こえてくるようだ。 その世界を動かしているのは まぎれもなく人だ。 モンスーン地帯に生きる人々の熱が 回路を流れ、凝縮・変換され、 熱を生み出す。 それは原初的で 最も人間的なエネルギィ。 Mo…

そんな貴方に花束を。

“いいえ、あったかい、心からの笑顔よ、あなたはみんなに好かれたいと思っていたから” “どうしてぼくはいつも人生を窓から覗いているのだろう?” “人間的な愛情の裏打ちのない知能や教育なんて なんの値打もないってこと” “知識を求める心が、愛情を求める心…

Thanks!

♪ カワイイナ ♪ 無事、2年ぶりのグループ展を終えることができました。 6日間の日程中、朝からすっきり晴れたという日は皆無。 初日の大雨に始まり、先の読めない不順な天候の毎日でした。 そんな中でも、多くの方々に足を運んでいただきました。 私もお客…

ほしに ねがひを!

「抱擁」三谷 慎 なにしろ天候不順な一週間の北部九州でした。 火曜日に始まったグループ展『星に願ひを!』 会期中、からっと晴れた日は一日もありませんでした。 そんな中、わざわざ足を運んでくださった多くの皆さまには、感謝の言葉もありません。 温かい…

あらしの展覧会

グループ展 細川文代×麻舎展 『星に願ひを!』 開催中です。 初日から 北部九州は大雨、大風、カミナリ、竜巻、土砂崩れ…と荒れ模様。 そんな中でも、多くのかたに来場していただき、ほんとうにありがたく思っています。 電車やバスで来られる方、特に西鉄バ…

花にはいろんな顔がある。

朝の 花ing 夕方の 花ing 夜の 花ing 花には 色んな顔があります。 …女性と一緒ですね(笑) *

『星に願ひを!』

北九州市立美術館 前庭 2012 7/3〜7/8 北九州市立美術館市民ギャラリーにて グループ展を開催します。 『星に願ひを! 細川文代×麻舎』展 肩肘張らないでご覧いただける、楽しい空間になると思います。 麻舎メンバー一同、首を長くして おいでをお待ちしてお…

続・ステンドクロス。

やみとひかりに やわらかな 白 融合する 異質な要素 くみあわさる はだあい こちらもどうぞ。Twitter→ http://bit.ly/wlSoTq *

ちょっと早い予告。

ちょっと…と言うか、だいぶ早いんですが、展覧会のお知らせです。 2012 7/3〜7/8 北九州市立美術館市民ギャラリーにて グループ展を開催します。 詳細はまた、近づいた頃にお知らせしたいと思います。 写真は前回の展示の様子(お客様の入っていない状態での…

Close to Me.

さあ、どうぞもっと、近くに寄って 遠くで見るのと 間近で見るのと 布には、様々に違う表情があるのです。 さあ、もっと近くで。 Close to Me.

ロンシャンの鳥

La mer (海)、mer de Dieu (神から海) etoile ou matin (星あるいは朝) le soleil (太陽)、 Marie (結婚)

Woodgate Beach

豊かな生命を育み、抱擁する海 波はガイアの呼吸の証 太古の昔から 絶え間なく寄せては返す 生命の広大さ 人のちっぽけさ そんな私たちの中にも 海はある 生まれてから いのち尽きるまで 波は寄せては返し続ける 『海 Ⅰ』 オーストラリア、ウッドゲートの海 …

香る年に

新年おめでとうございます。 今年が皆さまにとっても、よき年でありますよう お祈り申し上げます。 今年の賀状用に縫った小品です。地も枠も“ちりめん”です。 スキャンしてしまうと立体感は無くなりますね。 一番上は、我が家の蝋梅です。 慎ましく咲きなが…

サイレンス

ほんとうに知らなければいけないこと ほんとうに自分にとって大事なこと それらを見分ける力は 沈黙の中から生まれる 全てを知ろうとしなくてもいい 今は静かに 自分を見つめよう まほろば 布と糸の薫り―細川文代作品集作者: 細川文代出版社/メーカー: マリ…