モンスーン地帯 Ⅱ

時ならぬスコールが 褐色の街道を走り抜ける






   雨粒が叩く水溜りに 人々が目を落とす中



   碧眼の少年は 遠い森に思いを巡らす






  あの 花びらの様な羽根の小鳥たちは



   うまく 雨宿り出来てるだろうか



  








  雨のクシが 森を梳いてゆく 














Monsoon Area Ⅱ